2018年2月17日土曜日

冬の都民の森!

■冬のまっただ中都民の森へ
突然湧き上がる欲求というのは恐ろしいもので、突然都民の森へ行きたくなりました。通例ですと、前日に固く決意したはずが、当日の布団の中で思い出せなくなり、昼頃までウダウダと悩んだ挙句走りにいかないのが鉄板なのですが、2月中旬でまだまだ勢いのある寒さの中、都民の森へ向かいました。

■高田馬場〜拝島ルートが超便利
面倒な都内から目的地まで自走して行くよりは、さっさと輪行してサクッと目的地付近につくほうが私は好きです。で教えてもらった高田馬場〜拝島ルートが非常に時間的距離的な効率がよく、近場ですぐに大自然が実現できます。しかし都内とはいえ奥多摩ともなるとそれなりに遠く、最短で見積もっても、高田馬場から6時間は必要で、輪行往復2時間、拝島〜都民の森間往復2時間、都民の森往復2時間となります。これは待ち時間や休憩などを加味してなく、都民の森を1時間以内に登るという条件もあり、当然このような計画どおりにいくはずもなく6時間に調整時間1時間を加えて計7時間(約80km)コースということになります。なので近場といえど半日がかりになり、私にとってはスペシャルな1日ということになります。

■下がる気温
拝島から五日市あたりにくると気温が下がり始めます。行きは登り基調なので体が暖まっているため気になりません。冬のサイクリングのメリットとしては水分補給量が少なくなるので水ボトルを減らすことができ、ツール缶を余計に持っていけるのはいいですね!
檜原村あたりになるとまだ積雪があり、道路脇にもこれ以上汚くなりようのない雪が溜まっています。お世辞にも暖かいとはいえませんが、冬の山々は一層空気が澄んでおりスガスガしい気分になります。まだ都民の森ふもとにして目的を果たしたような気になります。


■そうこうしているうちに都民の森スタート
年中都民の森へ行ければ話は別なのですが、私のように年に数回いける程度だと、TTするのか楽しみながら登るのか両方をとることができず、複数回訪れるような場所はたいがい前回より速く走れるかになってしまいます。これSTRAVA症と言っても差し支えありません。とか頭の中でグルグルしているうちにT字のスタート地点です。衝き動かされるようにあからさまにペースが上がりますが、こんなペースが続いたことはなく、後でツラい思いをするのは明白なのに、過去のツラい記憶が薄れているため、また同じことを繰り返しています。

■上川乗まで約8.3km平均勾配1.7%
スタート地点からざっくり中間地点の上川乗までの区間はアップダウンが続き、速度が維持しやすく時間が稼げるため、中後半の本格ヒルクラまでいかに貯金するかにかかってます。・・・とか思っているのですが、アップダウンを利用し、次のダウンまで速度をつなげようとアップ中に失速するのをガマンして踏ん張るのが非常にツラい。心臓ばっくばく。ヘッドチューブからカリカリ・・・ココ・・・と消えないクリーク音。

■上川乗〜旧料金所約8.5km平均勾配3.7%
上川乗までの緩めの登りから一転し急な登りが増えます。
途端に脳内は邪念でいっぱいです。しばらく邪念が続きます。以下邪念です。
思ってたんよりだいぶツラい。たまに工事しているがこれはイイ言い訳材料ができたな。日陰はところどころ凍結していて危ないな。結構路面がウェットなので洗車するんじゃなかったな。スラムの空打ちを試すときがついにきたな・・・などしょうもないことを頭の中でブツブツ言いながら終わりをひたすら待ちます。
ファイナルロー直前でギリギリやりくりしている状態で極力無駄な力を使わないようヒタヒタと登ります。

■旧料金所〜終点約3km平均勾配7%くらい?
サイコン読みで勾配9%とかが常に出てる気がします。しかしサイコンどころではないので幻かもしれません。勾配もさることながら、しんどいのは九十九折が続き、ゴールの期待感を煽りながら曲がるたびにただの坂道を見せてくるためだいぶメンタルに効きます。
ゴールまであと少しなはずなのに期待値よりは遠く、とっくにファイナルローに入っているのにさらにギアを軽くしようと空打ちをバンバンやってます。このあたりで自己記録を塗り替えることはできないことを悟ります。悲しい。
ゴール前

■そしてたれもいない
当然ながらゴール地点にほとんど人がいません。
でも夏とは違うゴールを見れたのはよかった気がします。スガスガしいよホント。
ゴール内にある茶屋も冬景色



■冷えないうちに下り
あまりゆっくりしていられません。動きを止めると速攻で冷えてきます。速乾性のインナーを着ていますが、大量の汗を速乾しきれず体が濡れています。ユニクロのウルトラライトダウンをツール缶から引っ張り出し着込んで早速下り開始。
下山中盤あたりで強烈な冷えに耐えられず日向ぼっこしますが暖まるほどではなく、朦朧と下り続けます。この日、一番消耗したのは下りだったかもしれません。
どこかコンビニでも入りたい一心で下り続け、イートインのあるコンビニを発見、差し込む日差しとカップ麺とコーヒーでようやく体温が戻りましたが、結局復路は最後までダウンを脱ぐことがありませんでした。今回の件で、一度体が芯まで冷えるとかなり消耗度が激しくなり回復もしないということがわかりました。
山はもうちょっと暖かくなってから!



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