2017年9月14日木曜日

ローラー台の間違った使い方

■手軽に走れるのがすごくいい
私はたまに思うのです。ちょっと時間があると走りに行きたくなりますが、心の前面で「準備がめんどくせえ」と。
その気になればサクッと10分程度で家を出られるのですが、そのように思うことが結構あります。
そうした準備を経たとしても、「風めっちゃ吹いてたらイヤだな」とも。
これがどこそこの山に行くとか一日ガッツリ乗ることが決まっている場合は楽しみで仕方ないのですが、日常の一つとしてのちょっとしたサイクリングについては、飽きもあってめんどくさがることがあったりします。
乗りたいんだけどあんまり気が進まない場合に重宝しているのがCYCLOTRON FLUIDことローラー台です。
時折、メンテ台としても活躍しているCYCLOTRON FLUID


■家超近い
サイクリングをすると、必然的に家から離れるので遠くなればなるほど不安というかちょっと心細かったりします。先日ひとり平日の山奥で疲れ果てた際は心の底から帰りたいと思いました。その点、ローラー台はそうした心配など皆無。ほとんど家と呼べるところで自転車に乗っているので(私の場合は玄関先)、やれ水がなくなっただの、運動後30分以内のプロテインだのと、ちょい用がめちゃめちゃ足せます。
ローラー台には安心感がある(家に近い)


■利便性の引き換えの退屈
前述のように超絶便利なローラー台 AKA CYCLOTRON FLUIDですが、便利さとの引き換えに、ただ単に乗るだけでは信じられないほど退屈です。
これが、発電できるなどの副産物でもあれば、「今月の電気使用量の30%を生産したのは俺」などと実績作りにいそしんだりできるのでしょうが、実態は、移動距離皆無の割にタイヤを削り、謎の回転振動音を出し近所迷惑になるだけでなくハアハアとむさ苦しい息遣いのおまけ付きで周囲への生産性は一つもなく、自己満足度を満たすためだけなのに退屈という趣味用品としては謎すぎる位置付けなのがローラー台です。
そこで私は退屈しのぎ策として、音楽を取り入れています。私は偏執的にテクノが好きなため、曲の速さとケイデンスの速さを一致させた、いわばテクノサイクリングを実施しています。
ケイデンスとBPMの一体感は気持ちいい

ディスコンとなったが超テクノ向きサウンドのKSDIGITAL C-88

■偏った乗り方で出た弊害
ケイデンス65〜74程度がテクノの守備範囲となることが多いので、ローラー実施時のケイデンスのレンジは固定で、ギアの重さで強度を調節するスタイルで強度を取り入れていますので、トレーニング目線で見ると非常に偏っていることにようやく気づきました。
メリットとしてはベースの平均速度は少し上がったような気がします。
デメリットとしては、レンジ外ではからっきしダメ。ケイデンスレンジ内での走行は長時間漕げる(私的ですあくまでも)のですが、突発的な激坂で強度がグッと上がったりすると途端に失速し踏ん張りが全然効きません。特定の強度とケイデンスの組み合わせのみをやってきたのでそれ以外のパターンについてはサッパリでした。
これではいかんと一瞬思い、インターバルトレーニングなどマネてみたもののテクノありきで乗っているようなヤツに苦行は耐えられませんでした。
だいたい何をやっても偏る


■新たな退屈しのぎを探して
何かいい手段はないでしょうか。映画等は全く頭に入ってくる気がしません!