2019年8月22日木曜日

通勤グラベルロードについて考える


■通勤に適したグラベル仕様
いろいろと観点はあると思いますが、以下の使用用途で考えてみる。

・雨でも使用する
・片道15km程度の通勤距離(60分程度)
・メンテナンス性重視

常識的な人ならアルミもしくはカーボンの完成車を入手して、ほどほどにメンテナンスしつつ乗り倒すのが一番費用対効果がいいと思いませんか?
そこそこのフレームにSORAとか普及価格帯のがついてて、タフな環境にさらされる通勤車として無駄なく完璧な仕様だと思います。
でもアダルトな大人の自転車好きとしてはそれだとなんかヒネリがないので、遊びのあるものにしたいな~と思っているんですが、私はなんかこじれてしまったのでしょうか。
具体的には下記の三択かな~。

①中華カーボンでバラ完
②中華チタンでバラ完
③Lynskey完成車

やってみたいのは①②ですかね~。さっそくALIEXPRESSでフレームを検索してみるとま~あるわあるわ。フレーム自体はだいたい350~600ドルくらいで、ちゃんとしたメーカーものだと高額なものが多い中では安いですが、正体不明なものにこの額はどうなんでしょうか。
さしあたり、強度/精度の両方に不安があるな~。どちらも安全性として重要な要素だけに軽視したがゆえに事故とかはマジに勘弁していただきたい。中華としては有名なICANとかBXTのブランドもの(?)にしておくのが吉ですかね。
それはさておき、ALIEXPRESSのカーボングラベルフレームでよく出ているのが、オリジナルはどっかでみたことある洗練デザイン。これはBXTのものですね。
写真では反転左からの画像ですが、この変形右チェーンステーは・・・



https://ja.aliexpress.com/item/32839812176.html?spm=a2g0o.productlist.0.0.16cc91f0PeHozP&algo_pvid=8c7d7d03-b655-442e-8eae-3e1317f82026&algo_expid=8c7d7d03-b655-442e-8eae-3e1317f82026-37&btsid=23631478-a5c5-4f4e-bc73-102dc316bce8&ws_ab_test=searchweb0_0,searchweb201602_4,searchweb201603_52

これは一体・・・・3TのEXPLORO??一部デザインはコピーしてそうですね~。

閑話休題。
①はコンポを除きほぼALIEXPRESSのみで手配できそう。コンポのグレードにもよるけどコンポ5~6万として、フラットマウントディスク仕様でカーボンホイールを前提だと20万以下で十分収まりますね。中華EXPROLOとした場合、BB386なので圧入工具も必要ですね。プレスフィットか~。音鳴りしたらビョーキになりそ~。
コンポは1×11の油圧ディスクでSRAM APEXにしよーかなー。メンテナンス的にはシングルが魅力なんですけど毎日のことなので多少ギアほしいな。正直11Sも必要なく、通勤なら5Sくらいで十分と思う。コンポ以外ほぼフルカーボンで構成できて拭き掃除は楽そうだし、メーカー車でもないので気を使わないのはいいですね。
②は①のフレームがチタンに変わるくらいだけど、ねじ切りBBはうれしい。拭き掃除もチタンなら楽。BBのかじりつきに注意ですな~。雨の中使用するとチタンプレップっておちちゃったりするのかね。

あと、フォーク類とシートポストは手配せにゃならんですね。①に比べてちょい高。

ここでもやっぱり疑問なのですが、チタンフレームの精度ってどうなんでしょうか。以前、ロシアのチタンバイクメーカーであるTRITONとやりとりをした際に、チタンバイクメーカーでも廉価フレームは中国製と言っていたことがあり、こうしたALIEXPRESSに出品している業者さんがきちんとしたOEM元であるならいいですけどね。質問してみるしかないかな~。
③はもう間違いないですよね。私の趣味丸出しです。為替状況にもよりますが、けっこう頻繁にセールをやっているので、今回のセールのタイミングを逃したとしても、まだチャンスはあると思われますし、セール状態のLynskeyはけっこうお得にみえます。グラベルとしてはGR270かGRPROという選択になり、両者の大きな違いはGR270が3AL-2.5V、GRPROが6AL/4Vの違いです。私は買うなら通勤だし3AL-2.5Vチタンかな~。あと、最大ダイヤ幅が45Cと申し分ない幅があり、チタンシートポスト付きフレームセットで約1500ドル、FORCE1完成車で約3000ドルと決して安くはないですが、ほかのチタンバイクメーカーのラインナップからすると手の届きやすい価格設定だと思います。デザイン的にも整っていますね~。趣味の自転車としては申し分ないですけど、通勤となると盗難が心配なレベル。もし③にするならデカールをとってFORCEを売ってAPEXにダウングレードしよ~かな~。


https://lynskeyperformance.com/road-bikes/gravel/gr-270/
このほか、完成車メーカーでどっかよさげなところを探したところでは、


・WOLFTOOTHの自転車部メーカーOTSOのステンレスフレームセット1500ドル(https://otsocycles.com/collections/gravel-bikes/products/warakin-frameset

・前にこのブログでも紹介したCOLINABIKEのshimanoGRX組グラベルDelRay(https://colinabikes.com/product/del-ray/)が3000ユーロ

・アメリカのVOODOO CycleののJUJUフレームセット1700ドル(https://www.voodoocycles.com/


・最安値メーカーではPlanetXの姉妹メーカー(?)と思われるOn-OneのRival組TEMPEST(https://www.on-one.co.uk/i/q/CBPXTEMV3RIV1700BW/planet-x-tempest-rival1)が1600ユーロ




がめぼしいと思いましたね~。この辺りはおそらく全部アジアOEMなのかしら。OTSOのみステンレスで昨年までAPEX組完成車30万くらいでだしてましたね。TEMPESTを除いたところでフレームセットのみの検討するとだいたい30万コースですかねー。TEMPESTはRIVAL組で20万と超コスパなのですが、シートポストのサイズが27.2mmでないのと、すげー申し訳ないですが普通すぎるデザインとフレームにデカデカとロゴがあるのがいまのところガマンできません。つづく!

2019年7月7日日曜日

2代目中華イヤフォンの感想

■2代目中華イヤフォン 
前回購入していた中華イヤフォン「タロメ」ですが、1年半使用しましたが、不調をきたすようになりお役御免、あらたに新中華イヤフォン「LINNER」を購入しました。
今回は、完全ワイヤレスではなく、首掛けタイプのもの。完全ワイヤレスは重さで落ちそうになるなど装着感が気になることもあって首掛けタイプに。さらに遮音性を求めてノイズキャンセリングタイプにしてみました。


Linner ノイズキャンセリング イヤホン bluetooth 防水 高音質、ヘッドホン ブルートゥース スポーツ ワイヤレス マイク付き、イヤホン ブルートゥース ワイヤレス iPhone Hi-Fi NC50
 
https://www.amazon.co.jp/dp/B076J9567S/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_kIviDbYQQWSCX
 


■ローラーとランに適したイヤフォンの仕様について 
使用用途はローラー&ランです。前回の教訓を生かし、今回必要なスペックとしては、

①ある程度の防水性
②途切れにくさ
③ペアリングの手軽さ
④装着感

かな。音質は良いに越したことないですが、あくまでスポーツ用としてなのでひどすぎなければ問題なし。そもそも圧縮しまくったBluetooth音質なのでここにこだわりを見出しても仕方ないかな~。利便性をできるだけ高めたいところですね。

■使用感について

 目玉機能のノイズキャンセリングですが、しっかりと低減してくれます。完全無音になるタイプではなく低減させるタイプのもので、雑踏音とか駅構内のブーンっていう低周波の音とか、連続音に効果を発揮しました。高周波はあまりカットできませんでした。ノイズキャンセリングを名乗るだけあってある程度効果を期待できます。体感としては騒音2~3割カットという感じです。

このほか、上記のスペックに対しての感想は、

①はIPX4以上としました。タロメが4くらいだったので適当に4あれば大丈夫と思っていましたが、これはちょっと甘かったですね~。防水保護等級のIPXをよくよく読んでみると、IPX4は「あらゆる方向からの飛沫を受けても有害な影響がない」とあります。なので想定されるシーンとしては小雨とかで、大量に発汗するスポーツ用途としてはちょっと心許ないですよね。IPX5「あらゆる方向からのノズルによる噴流水を受けても有害な影響がない」以上は必要かと。噴流水防いでくれるなら大丈夫。
今回は首掛けタイプならではの問題として汗がケーブルを伝ってしまいコントローラーへ浸水していそうという問題が発生してしまいました。

②③は最近のものだけあってまったく問題なし。快適。
④はイヤフォンの重さによる装着感の悪さは改善されたものの、形状が、A・イヤフォン→B・ケーブル→C・コントロール機器→D・ネックバンド
の4部構成となっており(写真でわかってくれ!)、私にはBとDが思ったよりも長く、走るとCが揺れ鎖骨をコツコツと刺激され気になって仕方ありません。コレマジで経験すればわかるのですが、走っていられないほどのストレスです。とりあえずクリップで止めました。ちょっとランには向かないかな~(クリップすれば走れる)。

 
■音質 
イヤフォンなので音質にも触れておきます。測定して聴いていないので主観的な感想です。スポーツ時はSoundcloudでテクノとかのMIXを聴くことが多いです。
音質はわりかしクリアですが、私には耐えがたいほどのドンシャリ。手軽に聴くことをモットーにしているのにも関わらず、秒速でEQを入れました。EQで60HZ以下を切ると普通のドンシャリに治りました。ドンシャリなほど評価されるの?と不思議になるほどの低音占有率。
ディスっているようになってしまいましたが、私はテクノ等エレクトロニック音楽が好きなだけあり、基本的にドンシャリ好きで、ベースを強調したベースミュージックも好きなので、極端な音域バランスな音楽でも問題なく楽しめますが、この極端なチューニングは驚きましたね~。

■トラブル 

④に難ありでしたが、クリップすると走れるので工夫しながら何度か使用しているうち、どうも誤作動やコントロールが効かなくなることが多発。Cへ汗が流れて浸水しているようす。Cは肌へ接する部分にON/OFFスイッチがあり、ここに汗が入っていると思われました。
ですが、乾くと正常に動作するのでだましだまし使っていましたが、ある日、いつも通りコントロール不能へ陥ったのち、音の再生が停止、その後大音量でブチブチノイズが発生する事態へ発展しあやうく鼓膜を痛めるところでした。LINNERへ返送します。

■まとめ 

大汗をかくスポーツ用途としては完全に不向きでしたね~。スポーツにさえ使用しなければ問題が起こらなかったと思います。高価なものが多くスポーツ用途のものが少ないノイズキャンセリングイヤフォンの中で、1万円以内でコスパがよいものを探していたので(使い捨ててしまうため)、うっかりキャッチコピーを信じてしまいましたね~。玉石混交の中華イヤフォン。奥が深いですね~。

2019年4月14日日曜日

運動強度をみえるようにする


■心拍計をつけてみる

それがいまさらどうした。これまでも胸タイプの心拍計を所有しているのですが、使用するのがめんどくさいこともありほぼ使用ゼロでした。なので自身の心拍レベルとか運動強度がいまいちわからず、なんとなくMets法をもとに把握していたような感じでした。
最近はまだ寒いこともあって超絶超早朝に自転車で走る気にもならず、運動回数が減っていたことから、ランニングを始めてみました。でランニング中心用途として心拍機能のついたGPSウォッチで適当なものがないか探していたわけですね。
で、導入したのはガーミンのVIVOACTIVE3で同じガーミンのデバイスであれば、管理アプリのGARMIN CONNECTにより、統合されたアクティビティ情報を確認することができます。便利。
サイクリングに関してはEdge520を主としているのでVIVOACTIVE3の心拍情報をEDGEへ転送して使用しています。

コンテナの無駄のない動きがすごい
 ■メリット 
・気軽なアクティビティ計測 
スマホでもGPSは搭載されていますし、ログ記録アプリももちろんあるのですが、スマホの場合はいろんな用途に使用しているのでバッテリーが気になったりします。その点、GPSウォッチがあると用途を分け使用できる上に、専用品だけあってアクティビティを計測しやすい。日常の一環として買い出しなどでまとまって歩くときとか、今までログに残らなかったような運動も記録できて便利です。

・運動強度の具体的な把握。

心拍数をもとに運動強度を5段階に分けて計測、各段階の使用時間が具体的にわかります。これまでは、話すのがつらいレベルを維持、のような条件で感覚的に行っていた運動強度管理を心拍数ベースで把握できるので、どの心拍レンジをどのくらいの時間なら耐えられるとか、感覚値よりもはるかに具体的に強度をつかむことができます。ワット数と心拍数の相関関係はわからないものの、慣れた場所での使用なら十分指標となります。

下からレインボブリッジ
・カロリー数の把握
これまで走行距離と速度などの走行情報から割り出していたであろう消費カロリーに新たに心拍が加わったことでより精度が高まったと思われます。
それでもなんとなくガーミンは多目に計測されているような気がしますね。テンションあげるためなの?

・OFF時間の運動意欲

VIVOACTIVE3はライフログとしても使用できるので、運動をしない日でも階段の昇降目標とかアテンションしてくれるのでOFFの日は徹底OFFな私でも多少は運動への関心が促進されます。

・電池のもち

私はゼロまで使い切ったことがありませんが、スマホとBLUETOOTH非接続の状態で4~5日経過して残10%以下くらいにはもちます。ただこれは状況によりで、もち時間が微妙に異なる気もするのであくまで目安ですが、ストレスにならないくらいの期間は使用できている印象です。製品特徴としてもいいくらいうれしいポイントだったりします。
ふぉとじぇにっくな景色
・軽量
50g程度の重量で、一日中装着していても重さを感じません。職場などで某ロレックスや某ブライトリングなどしている人が仕事中は外しているので尋ねてみたところ、重さが原因で疲れるとのことでした。

■デメリット

・サイクリングにおいての心拍転送機能
VIVOACTIVE3→EDGE520Jに心拍を転送しているのですが、この心拍転送が途中で切れます。BLUETOOTH接続と同じ周波数を使用しているため、混線して切れるとのことですが、スマホ~EDGE520~VIVOACTIVE3すべてのデバイスでBLUETOOTH接続を切っても心拍転送は切れます。購買理由の一つに心拍転送があったのでこれにはかなりがっかり。

・ローラー実施時の心拍計測機能

デバイスの使用環境により個人差がありそうですが、正常に記録されたのは最初の数回だけで、私の場合、ローラー実施時において心拍数が正しく計測されなくなりました。最大心拍の80%程度(過去の履歴からその程度と推測される)で死にそうになりながら回しているというのに、心拍が50BPM程度と超人のような脈拍数が計測されているパターンが多いです。それもところどころは正しく計測されたりとなんか安定しないんですよね。汗が影響してる?でもランニングでは正しく計測されます。なぜだろ??実走(サイクル)で試してみよ。
■総括
前述のデメリットで記載したことが別の人にも発生していたとして、それが購入の主な理由であるならストレスしか生みませんのでおススメできません。
しかしそこを除けば、電池のもちのよさ、ライフログ&ランニング&ウォーキングとして使用するなら申し分なく、これで3万以下なので文句のつけようがないと思います。