■70km越えると会陰部が痛い
サドルを替えて2000km程度乗ったのでインプレッション的なことをやります。私のケツの痛くなる特徴は70km程度から起こる会陰部の痛みが主で圧迫痛のような痛み。
これまでサドルを替えようと考えたこともありましたが、70km以上走らなければ特に問題もないので問題意識が薄れがちでした。そうこうしているうちにサドル(フィジークのアリオネ)が壊れ始め、それでは替えようかと相成りました。
■変更ポイントは穴あきサドル
会陰部の痛みなので会陰部に当たらなければええやんけ、ということで穴があくタイプのサドルを第一条件にしました。長時間の圧迫は人体に不自然だと思うので圧迫が無いに越したことないだろうという理由。
で、早速見つけたのが表題のSUPERFLOWでWIGGLEで即ポチ。
サイズが2種類あり、シート面積幅広タイプと標準タイプ。私は標準タイプにしました。
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標準タイプです。ガッツリの穴に男気を感じます。 |
■乗ってみて
当初は硬く乗り心地があまりよろしくないと感じていたSUPERFLOWですが、回を重ねるごとに少しづつフィットしていきロングライドでも会陰部の痛みが出にくい。。。とか書こうと思っていましたが、こういうのってポジションや乗り方によってもだいぶ変わりそうなので一概にサドルのみの感想は難しいですな。
がっつり足に体重をかけ、上半身にも体重を預けてペダリングしているサイクリング時はケツは痛くなりにくいですし、どっしりサドルに座っているポジションは痛くなりやすい。のでサドル形状+私のケツからくる相関関係だけでは語りきれないところはあります。
■ここがイイ
やっぱり会陰部がガッツリあいているので会陰部の痛みからは解放されました。
このほかの形状で特徴的なのは、お尻に向かって広がっていくところにちょっとした窪みがあり、「ココに座れ」といった目印があります。サドルに言われた通り座ってみると確かに安定がよく、ベストポジションであることがわかります。
また、意外としっかりとしたクッション性があるので(硬目ではありますが)見た目ほど硬くはありません。パッドのみでのクッション性だけでなく、サドルの骨格全体に適度な剛性を持たせており、サドル全体でしなります。
回を重ねるにつれ馴染んできて、個性的な見た目とは裏腹になかなかの安定感を発揮してくれているのではないでしょうか。
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わずかな窪み...わかってくれ! |
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全体でしなる! |
■ここがダメ
真っ先にアカンのが会陰部外側の細くなった部分(写真がわかりやすいです)が、穴を広げ細くなったがゆえに硬さが目立ってしまい、会陰部外側が痛いです。
トレードオフという言葉がありますが、まさにそれを地でいっており正直なところ根本的に会陰部の痛みは解決してんのかと思うフシがあります。
乗り慣れてくると外側も少しカドがとれて乗りやすくなりますが、おろしたての頃は結構
悩みました。今では潰れきったと思われますが、全く扁平なサドルと比べるとカド感はあるかな〜。
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問題のカド感 |
■質感等
これは文句ありません。穴がガッツリ空いているだけあって軽量ですし、前述のしなりについてもエルゴノミクス的な思想を感じられ楽しめます。またチタンレール(知らなかった)を採用しており、なんだか高級感のある作りをしています。デザイン的に何一つ不満はありません。
■結局買いなの?
もっともっとムチャクチャな高いサドルは死ぬほどあります。SLR SUPERFLOWに関してはWiggle等でセール価格で売っているのでサラリーマンの小遣いでギリギリなんとかなる。まあ、価格的なことはみんなそれぞれなのでなんとも言えません。私レベルですと安いとは感じませんが、エルゴノミクス感やらぶっ飛んだ穴あきっぷりとかこの製品のみの特徴があるわけで、そこはブログに書くくらい楽しんでいますし、品質と価格のバランスは満足しています。
では次もSUPERFLOWにするか?と言われるとカド感問題がもうちょい改善しない限り、おそらくオカワリしないと思いますw
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